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ラトビア

三人兄弟の家

(Three Brothers)

概要

リガ大聖堂からほど近いマザーピルス通り(Mazā Pils iela)には、異なる時代に建てられた3棟の建物が並んで建っています。これら3棟の建物は、ある一族の男性たちにより建てられたと言われており、寄り添うように建っていることから「三人兄弟の家」と呼ばれています。向かって右端の建物(長男)が最も古く15世紀後半、真ん中の建物(次男)が17世紀半ば、さらに左端の建物(三男)が17世紀後半に建てられたもので、それぞれの時代の流行や様式を反映した建築となっています。現在、建物内部はラトビア建築博物館として一般公開されています。


営業時間:(月)9:00-18:00(火水木)9:00-17:00(金)9:00-16:00
休業日:土日
料金:無料
公式サイト:archmuseum.lv
(2019年8月現在)


見所ポイント

長男はリガに現存する最古の石造りの住宅
地盤沈下で傾いた長男の家

三人兄弟の家があるマザーピルス通りは、中世の時代、リガの郊外に位置する職人たちの居住エリアでした。三人兄弟の家は、狭い土地区画に建てられた中世の住宅の建築の発展の特徴をよく表しています。

3棟の内、向かって右端の建物(長男)が最も古い建物で、1490年頃に建設されました。リガに現存する石造りの住宅としては最古のものとされ、今でも創建当時の外観を留めています。この時代、リガはオランダ商人との結びつきが強く、建築にもオランダの初期ルネサンス様式の影響が見られます。ファサードは、階段状のペディメント(破風)とゴシック様式のニッチ(壁面の窪み)が見られますが、装飾性はほとんどなく、シンプルな外観です。唯一、入口手前の石柱に彫刻装飾が見られます。この建物の1階部分は、当時、製造や商談、販売などの用途で使用していた大きなホールとなっていて、屋根裏は倉庫として使用されていました。17世紀末には、パン屋として利用され、建物は前後に増築されましたが、1950年代の修復の際に、増築部分は取り壊され、元の姿を取り戻しました。長男のみ、建物の位置が奥まった場所にあることから、15世紀当時は、マザーピルス通りは現在よりも道幅が広かったものと考えられています。また、リガの運河が移動し、地下水位の変化で地盤が沈下したため長男の建物は傾いています。

華やかさを備えた次男と間口の狭い三男
最も華やかな次男のファサード

真ん中のクリームイエローの建物(次男)は、1646年に建てられたもので、17世紀の典型的な住居です。オランダのマニエリスムのファサードが特徴で、3棟の中では最も華やかな建物です。1階部分は、長男の建物と似た構造で、天井の低いホールとなっていますが、その上には、大きな窓がある広々とした部屋があります。この他、2階の中庭側と屋根裏にもいくつか部屋が設けられています。入口の扉の上には、プロテスタントの宗教改革で、基本的な信仰を表すために掲示した5つの語句の内の一つ「Soli Deo gloria(ラテン語で神にのみ栄光をという意味)」という文言が刻まれています。この入口を囲う石造りの彫刻装飾は、1746年の修復の際に付け加えられました。

左端のパステルグリーンの建物(三男)は、17世紀後半に建てられました。他の2棟と比べると間口のかなり狭い建物で、バロック様式のペディメントが特徴です。各フロアには、小さなアパートがありました。三男の家のファサードをよく見てみると、入口の扉の上に威嚇するような表情を浮かべた顔のモチーフがあります。これは、三男のオーナーが居住者を悪霊から守るために設置したものと言われています。

博物館として公開されている三人兄弟の家
三人兄弟の家(ラトビア建築博物館)内部

三人兄弟の家は、もともとはそれぞれに独立した建造物でしたが、修復の時に結合され、内部は隣同士で繋がっています。現在は、ラトビア建築博物館と国の遺産保護センターとして利用されていて、内部が一般公開されているため、15世紀から17世紀の一般住宅の建築構造を実際に見ることができます。長男と次男の1階部分は、同じような構造のホールですが、装飾や建築様式で雰囲気もかなり異なることがわかり、見比べてみると興味深いものがあります。この他博物館には、リガにある他の建築物の図面や模型、写真など様々な建築に関する資料が展示されています。

三人兄弟の家の裏側には、四方を建物に囲まれた中庭があります。石畳みが敷かれた中庭は、静寂に包まれた秘密基地のような趣のある空間で、中世にタイムスリップしたような気分を味わえます。

中世の教会建築を今に伝える聖ヤコブ大聖堂
聖ヤコブ大聖堂の尖塔

三人兄弟の家のすぐ目の前には、レンガ造りの聖ヤコブ大聖堂があります。聖ヤコブ大聖堂は、もともとは大聖堂ではなく、13世紀にアルベルト司教率いる北方十字軍によりリガ大聖堂と聖ペテロ教会とともに創設された教区教会でした。創建以来、数世紀に渡り増改築が行われ、現在見られる建物は15世紀に完成したもの。旧市街にある中世の教会の中では、最も小さな教会ですが、ゴシック様式の鐘楼は保存状態がよく、中世のリガの教会建築の特徴を今に伝える貴重な建造物です。16世紀の宗教改革で、ルター派の教会となり、その後ポーランド時代にはカトリックに戻りましたが、スウェーデン時代に再びルター派へ、さらにロシア時代には倉庫として使用されるなど時代に翻弄されてきました。1923年以降は再びカトリックの教会に属しています。もともと司教座が置かれていたリガ大聖堂はルター派の教会となったため、現在は聖ヤコブ大聖堂に司教座が置かれています。

聖ヤコブ大聖堂の尖塔の頂点には、リガのシンボルの一つ雄鶏(風見鶏)が設置されており、さらに尖塔の中ほどをよくみると小さな突起があります。この部分には、「惨めな罪人の鐘」と呼ばれる鐘が吊るされています。伝説によると、この鐘は、不誠実な妻が近くを通りかかると勝手に鳴り出し、それに不満を抱いた人々の要求により取り外されてしまったのだとか。伝説の真偽は定かではありませんが、リガ建都800周年の記念で、2001年に再び鐘は元の場所に取り付けられました。近くを訪れた際は、尖塔の突起部分にも注目してみて下さいね。

おすすめのツアー・アクティビティ

ツアー・アクティビティ名 所要時間 詳細
【プライベートツアー】ラトヴィアの首都 世界遺産リーガ半日観光<車+ガイド貸切/午前・午後/リーガ発>3時間

veltra.com

ベストシーズン

ラトビアには四季があり、観光のベストシーズンは、最も過ごしやすい夏の6月~8月です。夏季は日照時間が長く、22時頃まで明るいので、観光に十分な時間をとることができます。ただし朝晩は気温が下がるので、長袖の羽織りものがあった方がよいでしょう。メキシコ湾流の影響で高緯度の割には温暖ですが、冬は日照時間が短く、寒い日が続きます。スキーやスケートなど冬ならではのウインタースポーツを楽しむなら、この時期もオススメです。


  • 現地
  • リガ
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:56.9504, 24.1044
  • 住所:Mazā Pils iela 17, Centra rajons, Rīga, LV-1050, Latvia
首都
リガ
面積
64,589 (km2)
人口
193万人 2018年
言語
ラトビア語、ロシア語
公用語
ラトビア語
通貨名
ユーロ 補助通貨はセント ※本サイトではEURと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
LMT、Tele2、Bite
最寄り空港からのアクセス方法

【リガ国際空港からリガ市内】
<バス/ミニバス>
空港の外のバス停からバス22番もしくはミニバス(Express)322番、ミニバス241番が市内中心部まで運行
所要時間:(市内中心部)30~40分
料金:1.15EUR


※車内購入は2EUR


参考サイト:rigassatiksme.lv


<タクシー>
所要時間:(市内中心部)約20分
目安料金:15EUR前後


【リガ市内のアクセス】
リガ中央駅から徒歩20分


(2019年8月現在)


最寄り空港詳細

  • リガ国際空港 (RIX)