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エストニア

トームペアの丘

(Toompea Hill)

概要

旧市街全体がユネスコの世界遺産に登録されているエストニアの首都タリン。旧市街は、貴族や官僚が暮らしていた丘の上(山の手)とその麓の商人や職人たちが築いた下町の2つのエリアに分かれています。丘の上は、トームペアと呼ばれ、13世紀初頭に十字軍を率いてこの地にやってきたデンマーク王が、トームペア城を築き、町が発展していきました。トームペアの丘には、トームペア城の他にも、13世紀に起源を持つルター派の聖母マリア大聖堂、帝政ロシア時代に建設されたロシア正教会のアレクサンドル・ネフスキー聖堂など見どころがたくさんあり、展望スポットも点在しています。


見所ポイント

様々な伝説が残るトームペア
デンマーク国旗の伝説が残る「デンマーク王の庭園」

エストニアの神話では、英雄カレフ王(Kalev)の死を悼んで、妻リンダがカレフ王を埋葬した場所に墳墓を作るために岩を積み上げ、それが現在のトームペアの丘になったと伝えられています。タリンの町全体を見下ろすようにそびえるトーンペアは、13世紀にトームペア城が建設されてから何世紀にも渡り、歴代の支配者の拠点となり、権力の象徴となってきました。そして現在でも国会議事堂が置かれ、エストニアの政治の中心地となっています。

下町からトームペアへは、ピック・ヤルグ(Pikk Jalg)とリュヒケ・ヤルグ(Luhike Jalg)という2つの道で繋がっています。ピック・ヤルグは、長い足という意味で、下町のメインストリートのピック通りから繋がる緩やかな坂道です。一方、リュヒケ・ヤルグは短い足と言う意味で、聖ニコラス教会(ニグリステ博物館)の北西の十字路から繋がる坂道です。距離はピック・ヤルグより短いですが、急な坂道と階段となっています。リュヒケ・ヤルグの両脇には、古い建物を利用したカフェやショップが軒を連ね、タリンの旧市街の中でも特に趣のある通りの一つです。リュヒケ・ヤルグから丘の上へ行く途中にはデンマーク王の庭園と呼ばれる城壁のある広場があります。ここは、13世紀にこの地を征服したデンマーク王がエストニア軍との戦いの勝利をおさめるお告げを受けた場所で、その時掲げた旗が、現在のデンマーク国旗の発祥とされています。

激動の時代を乗り越えてきたエストニアを象徴するトームペア城
トームペア城とのっぽのヘルマン塔

トームペアの象徴となるのがトームペア城。城の原型は13世紀に建てられたものですが、その後何世紀にも渡り、時の支配者により増改築が繰り返され、複数の建築様式が混ざり合っています。トームペア城の南西の角にある高さ約46mの塔は、「のっぽのヘルマン」と呼ばれ、14世紀から16世紀にかけて建設されたもの。塔の上には歴代の支配国の旗が掲げられてきましたが、現在はエストニアの国旗が掲げられ、20世紀末に独立を果たしたエストニアの象徴となっています。

トームペア城は、現在はエストニアの国会議事堂として使用されておりエストニアの政治の中心地となっています。トームペア城広場に面したピンクの建物は、18世紀後半にロシアのエカテリーナ2世の命でロシアの知事官邸として建てられたもの。バロック様式の優美な外観は、宮殿のような雰囲気を醸しています。また、20世紀前半に修道院跡に建てられた議事堂の建物は、もともとはアールヌーボー様式で建設されていましたが、建設過程で表現主義建築へと変更され、世界で唯一の表現主義建築の国会議事堂と言われています。トームペア城の内部は、ガイドツアーでのみ見学することができます。英語のガイドツアーは毎週金曜11:00から開催されており、トームペア城の歴史や議事堂の構造などを知ることができます。ガイドツアーは、無料で参加できるのでタイミング合えばぜひ参加してみて下さいね。

アレクサンドル・ネフスキー聖堂
立派な外観のアレクサンドル・ネフスキー聖堂

トームペア城の向かいには、玉ねぎ型のドームを持つロシア正教のアレクサンドル・ネフスキー聖堂が建っています。アレクサンドル・ネフスキー聖堂は、エストニアがロシア帝国の支配下にあった1900年に、時の皇帝アレクサンドル3世の命で建てられ、ノヴゴロドのアレクサンドル・ネフスキー公に捧げられました。アレクサンドル・ネフスキーは、1242年の氷上の戦いで勝利をおさめ、北方十字軍の東進を阻止した英雄として称えられ、死後、ロシア正教会で列聖された人物です。この場所は、かつてマルティン・ルターの像があり、地元のルター派の市民に政治的にも宗教的にもロシア皇帝の権力を誇示するためにあえて同じ場所に建設したと言われています。エストニア独立後は、ロシアの支配を象徴する建物として忌み嫌われ、取り壊しの動きもありましたが、ロシア系住民の反発もあり、そのまま残されています。そんな複雑な歴史を持つ聖堂ですが、現在は建築物としての価値が純粋に評価されつつあります。モザイクやイコンなど豪華な装飾で彩られた内部は、荘厳な空気に包まれています。

トームペアの発祥となった聖母マリア大聖堂
歴史が感じられる聖母マリア大聖堂の外観

聖母マリア大聖堂は、13世紀にデンマーク王がこの地を征服した後に木造の教会が建てられたのが始まり。タリン最古の歴史を持つ教会で、現在はルター派の教会となっています。トームペアとは、ドイツ語のDomberg(聖堂の丘と言う意味)が語源となっており、そのトーム(聖堂)がこの聖母マリア大聖堂です。

現在見られる建物は14世紀に建てられたものがベースとなっており、その後何世紀にも渡り、修復や増改築が繰り返されたため、複数の建築様式が混在しています。聖母マリア大聖堂は、タリンの貴族や歴史上の著名な人物の墓所となっており、教会内部には、墓碑や棺が安置され、壁面には数多くの紋章を見ることができます。

高さ69mのバロック様式の尖塔は、1770年代に追加されたもので、塔の上に上がればタリンの素晴らしい町並みを一望することができます。

タリンの町並みを望むトームペアの展望スポット
パットクリ展望台から見たタリンの町並み

トームペアの丘は、多くのビュースポットが点在していて、様々な角度からタリンの景色を楽しむことができます。トームペアの東側にあるコフトウッツァ(Kohtuotsa)展望台は、旧市街の下町全体とその先の近代建築が建ち並ぶ新市街を見渡せます。日が暮れた後は夜景スポットとしても人気があります。

トームペアの北側にあるパットクリ(Patkuli)展望台は、タリンの下町の北部エリアとカラマヤ地区方面、さらにその先に広がる港を一望することができます。天気がよければ美しいサンセットも眺めることができます。

どこを切り取っても絵になるタリンの旧市街ですが、高い場所から眺めるタリンの町並みは格別で、いつまでも眺めていたい光景です。

おすすめのツアー・アクティビティ

ツアー・アクティビティ名 所要時間 詳細
【プライベートツアー】エストニア首都 世界遺産タリン市内観光<車(1H)+ガイド貸切/午前・午後/タリン発>3時間

veltra.com

世界遺産タリン歴史地区 半日徒歩観光ツアー<タリン発>2〜3時間

veltra.com

ベストシーズン

観光のベストシーズンは、最も過ごしやすい夏の6月~8月です。夏季は日照時間が長く、23時頃まで明るいので、観光に十分な時間をとることができます。ただし朝晩は気温が下がるので、長袖の羽織りものがあった方がよいでしょう。メキシコ湾流の影響で高緯度の割には温暖ですが、冬は日照時間が短くなり、厳しい寒さとなるので防寒対策は万全に。


  • 現地
  • タリン
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:59.4360, 24.7386
  • 住所:Toom-Kooli 5, 10130 Tallinn, Estonia
首都
タリン
面積
45,228 (km2)
人口
132万人 2018年
言語
エストニア語、ロシア語
公用語
エストニア語
通貨名
ユーロ 補助通貨はセント ※本サイトではEURと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Telia、Elisa、Tele2
最寄り空港からのアクセス方法

【タリン空港からタリン市内】
<トラム>
4番トラムが市内中心部まで運行
所要時間:(市内中心部)15~20分
料金:2EUR


<バス>
2番バスが市内中心部まで運行
所要時間:(市内中心部)15~20分
料金:2EUR


※バス、トラムはチャージ式のスマートカード利用時は割引あり


トラム・バス時刻表:transport.tallinn.ee


<タクシー>
所要時間:(市内中心部)10~15分
目安料金:10~15EUR


【タリン市内のアクセス】
ヴィル門から徒歩約10分


(2019年6月現在)


最寄り空港詳細

  • タリン空港 (TLL)

ホテル

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