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マダガスカル

ツィンギ・デ・ベマラ厳正自然保護区

(Tsingy de Bemaraha Strict Nature Reserve)

概要

マダガスカル中西部に位置するツィンギ・デ・ベマラ厳正自然保護区は、数万年もの歳月をかけて形成された石灰岩の尖塔群が林立するユニークなカルスト台地の景観やマナンボロ川の渓谷、マングローブの林、湖など変化に富んだ地形が広がる面積約1,520平方kmの自然保護区です。岩がちの乾燥した厳しい自然環境に適応するため独自に進化を遂げた珍しい動植物が生息し、その中には未研究のものも多く含まれます。特異な自然景観と生物多様性が評価され、ツィンギ・デ・ベマラ厳正自然保護区は、1990年にユネスコの世界遺産に登録されました。


見所ポイント

世界遺産「ツィンギ・デ・ベマラ厳正自然保護区」
刃物の先端のように鋭く尖ったツィンギの岩

ツィンギ・デ・ベマラ厳正自然保護区は、南北に約100km、東西に10~40kmの面積約1,520平方kmにも及ぶ広大な自然保護区です。ツィンギとは、マダガスカル語で「先端」や「先の尖った」という意味があります。石灰岩のカルスト台地や森林地帯、乾燥したサバンナ、マングローブの湿地など変化に富んだ自然が広がり、絶滅危惧種を含め希少な野生生物の重要な生息地となっていることから、1990年にユネスコの世界遺産に登録されました。その後1997年には、保護区の南側の約700平方kmのエリアが国立公園となり、北側の800平方km以上は今も厳正自然保護区として管理されています。ツィンギ・デ・ベマラは、標高200mほどの石灰岩の山塊であるベマラ高原に位置し、西側がなだらかな斜面のカルスト地形で乾性の落葉樹林に覆われており、東側は急な崖があり、森とサバンナが交差しています。ベマラ高原の石灰岩の山塊には、石灰岩の尖塔群だけでなく多くの洞窟やマナンボロ川の侵食により削られた印象的な渓谷もあります。

ツィンギ・デ・ベマラの探検
大ツィンギに架かる吊り橋

ツィンギ・デ・ベマラの観光は、主に南側の国立公園となり、公園内はガイド同伴が義務付けられています。広大な敷地内には、1~2時間程度で見て回れるコースからキャンプをしながら2日かけて歩く本格的なコース、ピローグ(小舟)でマナンボロ川の渓谷を探索するコースなどいくつかの観光ルートがあるので、難易度や興味に合わせて選ぶことができます。

変化に富んだ自然景観が広がるツィンギ・デ・ベマラ国立公園ですが、観光のハイライトは、やはり刃物や針の先端のように尖った石灰岩の尖塔が林立する特異な景観。ツィンギの石灰岩は、およそ2億年前に化石や貝殻が海底に堆積した層が、その後の地殻変動で隆起し地上に現れ、数万年もの歳月をかけて雨風などの侵食により削られて形成されたものです。かつて海底だったことを物語るように岩肌にはサンゴや貝殻などの跡がたくさん見られます。

ツィンギには、大ツィンギと小ツィンギがあり、それぞれトレッキングをしながら観光することができます。大ツィンギは、ベコパカから17kmほど離れており、車でオフロードを約1時間かけて向かいます。大ツィンギでは、岩壁を上り下りしたり、谷間の非常に狭い岩壁の間や洞窟を歩いたりと険しい岩場が続くため、ある程度の体力とザイルなどの装備が必要となります。深さ70mの谷間には、幅数十cmしかなく1人ずつしか渡ることができないスリリングな吊り橋もあります。通称カテドラルと呼ばれる場所は、岩と岩の間の細い隙間から谷底に自然光が降り注ぎ、神秘的な空間が広がっています。このように大ツィンギは、アップダウンが激しく、日中は気温も高いので体力的にもきついトレイルですが、その分スケールも壮大。特に大ツィンギを一望できるビュースポットからの眺めは絶景で、達成感を感じられるでしょう。

小ツィンギの散策
小ツィンギの眺め

小ツィンギは、観光拠点となる町ベコパカから東に約2kmの国立公園入口のほど近くに位置しています。小ツィンギのトレイルは大ツィンギほど険しくなく、装備も必要ありません。比較的歩きやすいコースですが、岩と岩の間の狭い隙間を通り抜けるなどプチ探検家気分を味わえます。展望スポットからは、小ツィンギのパノラマやその先にあるマナンボロ川まで見晴らせます。大ツィンギほどの規模はないものの刃物の先端のように尖った岩山が林立する景観は見応えがあります。夕方に訪れればオレンジがかった空を背景に黒いシルエットとなってギザギザのツィンギが浮かび上がる印象的な景観を眺められます。

生物多様性に富んだツィンギ・デ・ベマラ
絶滅危惧種のファンデルデッケンシファカ

ツィンギ・デ・ベマラ厳正保護区及び国立公園には、800種類以上の植物とファンデルデッケンシファカ、バンブーキツネザル、ネズミキツネザル、アイアイなど11種類のキツネザルとフォッサやマングース、ネズミなどを含む哺乳類、約15種類のコウモリ、約100種類の野鳥、80種類以上の爬虫類、約30種類の両生類、100種類以上の蝶類など多様な生物が生息しています。マダガスカルの他の国立公園や自然保護区と同様にここに生息する野生動物の内、85%以上がマダガスカルの固有種です。ツィンギの切り立った岩山は、人間や外敵の侵入を拒む天然の砦となり、ほとんどの場所が周辺地域から隔離された孤立した場所で、動植物の安全な生息地となってきました。そのため、この地域の生態系は未だ研究がほとんど進んでおらず、希少種や新種の宝庫となっています。

ツィンギ・デ・ベマラ国立公園の観光拠点ベコパカ
マナンボロ川のカーフェリー

マダガスカル中西部の海岸沿いの町モロンダバからツィンギ・デ・ベマラ国立公園の最寄りの町ベコパカ(Bekopaka)までは約200km。未舗装の悪路が続き、途中2つの川を簡素なカーフェリーで渡るため、車で片道約8時間の過酷な長旅を覚悟しなければなりません。また、道路が整備されていないため、雨季は道が閉ざされてしまい、訪れることができるのは基本的に乾季の5月~11月頃までです。

ベコパカには、宿泊施設をはじめ、レストランやバー、商店などひと通り揃っており、宿泊に困ることはありません。宿泊施設は、設備の整った快適なロッジからリーズナブルなものまであるので、予算や好みに応じて選ぶことができます。

現在この地域は、主にマダガスカル西海岸に分布するサカラヴァ人の居住地域となっていますが、ツィンギは、マダガスカルに最初に定住したとされるヴァジンバ人の故郷とされています。ツィンギには、ヴァジンバの墓地や精霊が宿る場所など地元の人々にとって聖域とみなされている場所も多く存在しています。

ベストシーズン

ツィンギ・デ・ベマラ厳正自然保護区は、道路状況により異なりますが、通常は乾季の5月~11月頃に訪れることができます。日中は非常に暑く日差しが強いので、観光の際は日焼け止めやサングラス、帽子などの日除け対策と十分な水が必要です。


  • 現地
  • アンタナナリボ
  • モロンダバ
  • ノシ・べ
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:-19.1315, 44.8067
  • 住所:Unnamed Road, Madagascar
首都
アンタナナリボ
面積
587,041 (km2)
人口
2,689万人 2019年
言語
マダガスカル語、フランス語
公用語
マダガスカル語、フランス語
通貨名
マダガスカル・アリアリ ※本サイトではMGAと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Airtel、Telma Mobile、Orangeなど
最寄り空港からのアクセス方法

【モロンダバ空港からベコパカ】
車で約8時間


最寄り空港詳細

  • モロンダバ空港 (MOQ)