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タンザニア

ウサンバラ山地

(Usambara Mountains)

概要

ウサンバラ山地は、タンザニア北東部に位置し、熱帯雨林の原生林や独自の進化を遂げた固有種が見られ、生物多様性のホットスポットとしてみなされています。おおまかに西ウサンバラ山地と東ウサンバラ山地の2つのエリアに分かれており、この2つのエリアは幅約4kmの渓谷によって隔てられています。1年を通して快適な気候で、緑豊かな美しい景色が広がるウサンバラ山地には、ハイキングスポットが点在し、断崖のビュースポットからは眼下に広がるマサイステップの絶景を眺められます。


見所ポイント

生物多様性のホットスポット「ウサンバラ山地」
緑豊かなのどかな景色が広がるウサンバラ山地

ウサンバラ山地は、ケニア南部のタイタ・ヒルズからタンザニアのマヘンゲにかけて連なる東アーク山脈の一部で、サバンナの大地が広がる東アフリカの中では珍しく緑豊かな地域です。東アーク山脈は、東アフリカで最も古く、少なくとも1億年前に東リフト・バレーの東側の断層に沿って形成されたものと考えられています。およそ3000万年前には、この地域は全て広大な熱帯雨林に覆われていましたが、その後の気候変動で涼しく乾燥した時代に低地の森林はサバンナとなり、インド洋からもたらされる湿った空気で山岳地帯には熱帯雨林が孤立するように残りました。この孤立した環境が結果として固有性の高い多様な生態系を育み、現在では国際的な生物多様性のホットスポットとみなされています。

東ウサンバラ山地は、海岸に近く西ウサンバラに比べてわずかに降雨量が多く、狭いエリアにも関わらず、湿潤な気候のため固有種の数は顕著で、東ウサンバラにしかない樹木もあります。ガーデニングや観葉植物として人気のセントポーリア(アフリカスミレ)は、元々はウサンバラ山地をはじめタンザニア北部とケニア南部の山地が原産です。現在も東ウサンバラは野生のセントポーリアが残る数少ない場所の一つで、8種が確認されています。また、東ウサンバラの森には、軟体動物や両生類、爬虫類の固有種が見られる他、350種類以上の鳥類が観測されています。大型の哺乳動物はいませんが、ダイカーやカワイノシシ、サルは比較的よく見られます。東ウサンバラの森林地帯は、これらの独特な動植物の生態系を保護するためにアマニ自然保護区となっており、ここでは植物や野鳥、蝶などの観察を楽しめ、国内外から訪れるバードウォッチング愛好家や自然愛好家を魅了しています。

ウサンバラ山地の観光拠点となる町ルショト
山間部にある町ルショト

ウサンバラ山地は、1年を通して過ごしやすい気候のため、19世紀後半から20世紀にかけてのドイツやイギリスの植民地時代には、避暑地として人気を博し、現在でも当時の面影を残すコロニアル様式の歴史的建造物がたくさん見られます。また、伝統的な農業は、植民地時代にもたらされた紅茶やコーヒー、松の木、抗マラリア薬キニーネの原材料となるキナの木、バナナ、トウモロコシなどの換金作物の栽培へと転換されました。

ウサンバラ山地の観光拠点となるのが、西ウサンバラの標高約1,400mに位置する町ルショト(Lushoto)。ドイツの植民地時代には、避暑地として開発され、当時の皇帝ヴィルヘルム2世に因みヴィルヘルムスタル(ヴィルヘルムの渓谷という意味)と名付けられていました。ルショトは、植民地時代の面影を残す緑豊かな美しい町で、居心地よい宿泊施設も点在しており、自然の中でリラックスしながら休暇を過ごせる環境が整っています。畑では、高地の気候を生かした野菜や果物の栽培も盛んに行われています。ルショトの周辺には小さな村々やハイキングスポット、ビュースポットが点在しているので、ガイドツアーに参加して、動植物を観察しながらハイキングを楽しんだり、地元の人々が暮らす村を訪れてみるのもオススメです。ウサンバラに住む地元の人々はフレンドリーで穏やかな人々が多く、挨拶をすれば笑顔で応えてくれるでしょう。

絶景を望めるイレンテのビューポイント
イレンテのビューポイントから見た眺め

西ウサンバラ山地で人気の観光スポットとなっているのが、イレンテ村(Irente)の断崖の上のビューポイント。ここからは、約1,000m下にあるマジンデ村やその先に広がる広大なマサイステップの絶景を見晴らせます。崖の先端は岩場になっていて、まさに断崖絶壁。もちろん柵などはなく視界を遮るものは何もありません。思わず足がすくみそうになる高さですが、岩の上に腰掛けて眺める雄大な景色は清々しく、いつまでも眺めていたい素晴らしい景色です。写真映えする人気の撮影スポットですが、岩場に立って撮影する際は、くれぐれも足を踏み外さないように足元にはご注意下さいね。

ルショトからイレンテ村までは、車だと15分ほど。歩くと1時間程度かかりますが、高低差のほとんどない平坦な道のりなので、ルショトに滞在する際はハイキングがてら歩いて向かうのもオススメです。

ルショト周辺のハイキング
ウサンバラ山地に生息する固有のカメレオン

ウサンバラ山地は、この周辺一帯で農耕を営みながら暮らす先住民のシャンバ(ワサンバ)族の中心となる土地でもあります。18世紀半ばから19世紀後半までシャンバ族が暮らすウサンバラ山地一帯は、キリンディ王朝によって統治されていました。ルショトの近くにあるクウェンバゴは、古き良き時代の雰囲気が漂う小さな村で、キリンディ王朝の文化や歴史を垣間見られます。クウェンバゴからは、ルショトの町と広大なマサイステップを眺めることができます。ルショトやクウェンバゴからさらに山の上に登って行くとマガンバ森林保護区があります。マガンバの森は、多様な植生が見られ、アンテロープやカワイノシシ、ノウサギが生息しており、運がよければアビシニアコロブス(白黒コロブス)にも出会えるでしょう。固有種も含め爬虫類や野鳥、蝶、昆虫なども多く見られ、これらの動植物の観察しながらハイキングを楽しめます。森の中には、第1次世界大戦中にドイツ軍によって掘られた洞窟(塹壕)が残っています。この洞窟は、防衛のためとアルミニウムの原料となるボーキサイトの鉱石の探索に使用されていました。

ベストシーズン

ウサンバラ山地は、一年を通して冷涼で穏やかな気候です。ハイキングは乾季の6月~9月と12月~3月がオススメです。4月~5月は大雨季、10月~11月は小雨季です。雨季は道路状況が悪くなり行動範囲が限られることがありますが、緑が美しく、観光客も少ないのでのんびりと過ごすことができます。


  • 現地
  • ドドマ
  • ダルエスサラーム
  • アルーシャ
  • ムワンザ
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:-4.7951, 38.2918
  • 住所:Lushoto Bus Station, Lushoto, Tanzania
首都
ドドマ
面積
947,300 (km2)
人口
5,468万人 2018年
言語
スワヒリ語、英語
公用語
スワヒリ語、英語
通貨名
タンザニア・シリング 補助通貨はセント(1=100セント) ※本サイトではTZSと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Vodacom、Airtel、Tigo、Halotelなど
最寄り空港からのアクセス方法

【キリマンジャロ国際空港からウサンバラ山地】
車で5~6時間


最寄り空港詳細

  • キリマンジャロ国際空港 (JRO)

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