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ポーランド

ワルシャワ蜂起博物館

(Warsaw Rising Museum)

概要

ワルシャワ蜂起博物館は、第2次世界大戦末期の1944年8月1日にナチス・ドイツに占領されていたワルシャワでポーランド国内軍や市民が立ち上がり激しい戦闘が行われたワルシャワ蜂起に関する歴史を今に伝える博物館です。このワルシャワ蜂起は失敗に終わり、その後ナチス・ドイツ軍によりワルシャワの町は壊滅的に破壊されました。ワルシャワ蜂起博物館では、写真や映像、音声などのマルチメディアをはじめ手法を凝らした展示を通して、ワルシャワ蜂起の戦いの様子や当時の日常生活を臨場感たっぷりに体験することができます。


営業時間:(月曜・水曜・金曜)8:00-18:00(木曜)8:00-20:00(土曜・日曜)10:00-18:00
休業日:火曜、1/1、1/6、イースター、聖体の祝日、11/1、12/24-25
料金:25PLN ※日曜は無料
公式サイト:1944.pl
(2019年4月現在)


見所ポイント

ワルシャワ蜂起とは
ワルシャワ蜂起で亡くなった国内軍兵士の名前が刻まれた壁

第2次世界大戦の引き金となった1939年のナチス・ドイツのポーランド侵攻。その後、1944年6月にソ連の赤軍がナチス・ドイツ軍を敗走に追い込み、7月30日にソ連の赤軍はワルシャワの10km地点まで進出してきました。ナチス・ドイツの占領から解放を求めるポーランド国内軍は、ナチス・ドイツ軍の兵力が希薄となったワルシャワで8月1日に蜂起を起こす計画をソ連の赤軍と立てました。しかし、ナチス・ドイツ軍が7月31日に反撃し、ソ連の赤軍は補給に行き詰まり進軍を停止。そのことを知らず、ポーランド国内軍は、ワルシャワ市民とともに武装蜂起を決行しました。

約5万人の国内軍は、ナチス・ドイツ軍の兵舎、補給所を襲撃し、その後激しい戦闘が繰り広げられるも、蜂起を呼びかけたソ連の赤軍は、ワルシャワの中心を流れるヴィスワ川の対岸で静観するのみで援軍や救援物資の協力もしなかったのです。さらに連合軍の救援も十分でなかったため、ポーランド国内軍の勢力は衰え、その間に態勢を立て直したナチス・ドイツ軍の反撃でワルシャワの市街地は徹底的に破壊されました。そして、63日に及ぶ戦闘の末、10月2日にポーランド国内軍は鎮圧され、蜂起は失敗に終わりました。このワルシャワ蜂起の失敗は、20万人の犠牲者とワルシャワの町の徹底的な破壊を伴う悲劇となり、ポーランド人に反ソ感情をうえつけることとなりました。

ポーランド人の思いの詰まったワルシャワ蜂起博物館
壁一面びっしりと展示が並ぶ博物館内

ナチス・ドイツにより壊滅的に破壊されたポーランドの首都ワルシャワ。ポーランドの歴史を語る上で、ワルシャワ蜂起を抜きに語ることはできません。そのワルシャワ蜂起に焦点を当てた博物館が2004年にオープンしたワルシャワ蜂起博物館です。ワルシャワ蜂起博物館では、ただ写真や資料などを展示するだけでなく、映像や音声などマルチメディアを効果的に用いて、臨場感ある体験型の展示でよりわかりやく歴史を学べるように工夫がされているため、歴史にあまり興味がない人でも一つ一つ興味深く見ることができます。また、日本語を含め各国言語でのオーディオガイドが用意されていて、説明を聴きながら展示を見て回ることができます。

博物館内は、戦争の歴史を表現するため、全体的に暗めの照明。蜂起が起こる前後の複雑な国際情勢や共産党政権時代のポーランド国内軍の運命、さらにワルシャワ蜂起の間の人々の日常生活にも焦点を当てており、苦しい戦時下でも人々が一致団結し、懸命に生き抜いた姿をヒシヒシと感じることができます。

仕掛けや工夫が凝らされた展示の数々
蜂起に参加した人の体験談が聞ける電話コーナー

館内を入ってすぐのところにあるテレフォンコーナー(TELEFON)では、受話器を上げると呼び出し音が鳴り、当時蜂起に参加した人々の体験談を聞くことができます。さらに館内の壁には、66日間のワルシャワ蜂起の戦況が日毎に記されたカレンダーが設置されており、1枚ずつ順番に集めながら、ワルシャワ蜂起の出来事を時系列で追っていくことができます。これらは、ポーランド語なので言葉がわからないと理解することは難しいですが、雰囲気を味わうことができます。

また映像を単に流すだけでなく、壁の穴を覗き込むと、戦闘が行われている町の様子が見え、建物の中から隠れて見ているような気分を味わうこともできます。焼け野原となった当時のワルシャワの町をCGで再現し、3Dで体験できる映像は見応えがあり、いかにその被害が大きかったかを知ることができます。

ワルシャワ蜂起の歴史をとどめる品々
物資不足で軍服が揃わなかったため腕章で仲間を見分けた

映像や音声の他にも兵士たちが着ていた軍服や腕章、市民の遺留品、新聞、ジオラマ、戦闘機のレプリカ、戦車、ライフルなど展示物は多岐にわたります。ワルシャワ市民の顔写真が壁一面に展示されているコーナーでは、無言で何かを訴えているように見つめる眼差しは印象的です。思いのこもった直筆の手紙が展示されたコーナでは、多くのポーランド人が真剣な眼差しで読んでいます。時代や国、境遇は変わっても人が人を思う気持ちは共通しているということがわかります。

戦争には残虐な場面も多く、ワルシャワ蜂起博物館にも目を覆いたくなるようなショッキングな展示もありますが、そのような刺激の強い展示物は子供が簡単には見られないよう、上から覗き込まなければならないように配慮がなされています。ワルシャワ蜂起博物館は、展示内容が充実しているので、じっくり見て回るなら2~3時間は余裕をみておくことをオススメします。ワルシャワ蜂起の歴史の側面を知ることで、その後町中で見る建物や場所もより興味深く見ることができるでしょう。

破壊から再生したワルシャワ
戦闘機のレプリカが展示されているホール

ワルシャワ蜂起博物館は、元はトラムに電力を供給する発電所だった場所です。しかし、1939年の空襲、さらに1944年のワルシャワ蜂起の際にナチス・ドイツ軍により破壊されてしまい、この場所自体もワルシャワ蜂起の記憶をとどめる場所となっています。ワルシャワ蜂起博物館をはじめ、ワルシャワの町並みは、わずか70年前に壊滅的に破壊された町とは思えないほど美しく整備されていますが、それらは、ワルシャワ市民の再建にかける並々ならぬ情熱と努力の賜物なのです。

また、今でも毎年8月1日17時(ワルシャワ蜂起を開始した日時)には、ワルシャワではサイレンが鳴り、市民はその場で動きを止め、町を解放しようと立ち上がった人々に1分間の黙祷を捧げます。ワルシャワ蜂起はポーランド人の誇りとして、今なおワルシャワの人々の心に深く刻まれています。

おすすめのツアー・アクティビティ

ツアー・アクティビティ名 所要時間 詳細
ワルシャワ市内終日観光ツアー ワルシャワ旧市街・聖十字架教会・旧ユダヤ人地区など<貸切/日本語>8時間

veltra.com

ワルシャワの見所を効率良く!3時間で巡るワルシャワ・ハイライト観光ツアー<午前 or 午後/英語ガイド/往復送迎付き/ワルシャワ発>3〜4時間

veltra.com

【プライベートツアー】ワルシャワ市内半日観光 ワルシャワ旧市街・聖十字架教会など<午前・午後/ガイド貸切/日本語/ワルシャワ発>4時間

veltra.com

ベストシーズン

ワルシャワは、大陸性気候で、四季があります。観光のベストシーズンは、最も過ごしやすい6月~8月です。夏季は日照時間が長く、夜9時頃まで明るいので観光に十分時間を取ることができます。ただし夏でも朝晩は冷えるので長袖の羽織ものがあった方がよいでしょう。一方、冬は日照時間が短くなり、厳しい寒さとなるので防寒対策は万全に。


  • 現地
  • ワルシャワ
  • クラクフ
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:52.2323, 20.9812
  • 住所:Grzybowska 79, 00-844 Warszawa, Poland
首都
ワルシャワ
面積
312,685 (km2)
人口
3,797万人 2017年
言語
ポーランド語
公用語
ポーランド語
通貨名
ズウォティ 補助通貨はグロシュ ※本サイトではPLNと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Play、Orange、Plus、T-Mobile
最寄り空港からのアクセス方法

【ワルシャワ・ショパン空港から市内】
<電車>
S2、S3(SKM社)、RL(KM社)が市内中心部まで運行
所要時間:(ワルシャワ中央駅)20分
料金:4.4PLN


<バス>
(中央駅)
175番バス
所要時間:約20~30分
料金:4.4PLN


<タクシー>
メーター制
所要時間:(市内中心部)20~30分
目安料金:40PLN前後


【ワルシャワ市内からのアクセス】
トラムMuzeum Powstania Warszawskiegoから徒歩3分


(2019年3月現在)


最寄り空港詳細

  • ワルシャワ・ショパン空港 (WAW)