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ポーランド

ヴィエリチカおよびボフニャの王立岩塩坑

(Wieliczka and Bochnia Royal Salt Mines)

概要

クラクフ近郊に位置するヴィエリチカ岩塩坑とボフニャ岩塩坑は、13世に王立企業として創業された、700年以上の歴史を誇る岩塩採掘場です。1978年にヴィエリチカ岩塩坑がユネスコの世界遺産に登録され、さらに2013年にボフニャ岩塩坑が追加登録されました。深さ数百mにも及ぶ坑内には、礼拝堂や部屋がいくつもあり、坑夫の思いが詰まった岩塩の彫刻作品が並びます。現在は、ヴィエリチカ、ボフニャ共に観光客に一部が一般公開されており、ガイドツアーで内部を見学することができます。


◆ヴィエリチカ岩塩坑
営業時間:(4月-10月)7:30-19:30(11月-3月)8:00-17:00
※聖土曜(4月の場合)は17:00閉館、12/31は16:00閉館
休業日:1/1、イースター、11/1、12/24-25
料金:(一般)89PLN ハイシーズンは94PLN(子供・学生)69PLN ハイシーズンは74PLN
※料金は外国語ガイド料含む(ポーランド語は割引料金)
公式サイト:kopalnia.pl


◆ボフニャ岩塩坑
ツアー時間:(月曜-金曜)9:30~ 最終ツアーは16:30(土日)10:15-16:15
※英語ガイドは10:30
料金:(一般)75PLN(子供・学生)60PLN
※料金は英語ガイド料含む(ポーランド語は割引料金)
公式サイト:kopalnia-bochnia.pl


(2019年5月現在)


見所ポイント

世界遺産「ヴィエリチカとボフニャの王立岩塩坑」とは
かつての作業風景を再現した岩塩坑内

およそ2000万年に海だったこの地域は、地殻変動により陸となり、その後長い年月をかけて水分が蒸発して岩塩の地層が形成されました。ヴィエリチカでは、11世紀頃から岩塩の採掘が行われ、王立企業として創業されたのが1250年のこと。ボフニャは、1248年に王立企業として創業されました。ヴィエリチカとボフニャの岩塩坑は、岩塩坑としても製塩企業としてもヨーロッパ最古の歴史を持ち、20世紀まで約700年に渡り商業採掘が行われてきました。

これらの岩塩坑は、ポーランドの財政を支えてきたことはもちろんですが、特筆すべきは、地下深くに築かれたいくつもの部屋や礼拝堂。岩塩層をくり抜いた空間の床や壁にはレリーフが施され、さらに岩塩で作られた無数の彫像やシャンデリアなどの装飾で飾られています。それは、岩塩の採掘をする傍らで、坑夫たちによって制作されたもので、工業施設の枠を超えた芸術空間。

現在は、ヴィエリチカ、ボフニャともに岩塩の採掘の歴史の変遷と芸術的空間を楽しめる観光スポットとして生まれ変わっています。

ヴィエリチカに残るキンガ妃の伝説
発見された指輪を見た時のキンガ妃を再現した彫像

ヴィエリチカの岩塩層の発見には、ハンガリーの王女でポーランド王妃となったキンガ妃の伝説が残されています。ポーランド王との結婚を望んでいなかったキンガは、ポーランドに嫁ぐ前にハンガリーの岩塩坑の中に婚約指輪を投げ捨てましたが、月日が流れ、その指輪がなんと遠く離れたヴィエリチカで発見されたのです。この事件をきっかけにヴィエリチカの地中を掘り進めると地下から途方もない岩塩層を発見し、その後ポーランドに莫大な富をもたらしました。キンガ妃は、生涯を慈善活動に捧げ、晩年は修道院で祈りながら余生を送り、死後、聖人に列せられ、ポーランドとリトアニアの守護聖人となっています。

製塩企業から観光スポットに生まれ変わったヴィエリチカ岩塩坑
ヴィエリチカ岩塩坑の建物

ヴィエリチカで生産された良質な塩は「白い金」と呼ばれ、14世紀のカジミエシュ大王の時代には、ポーランドの財源の3分の1を占め、16世紀から17世紀半ばにかけての最盛期には、2000人もの労働者を抱え、3万トンの塩が生産されました。1996年に岩塩の商業採掘は終了し、その後は岩塩坑の塩水を淡水にする際の蒸留塩のみが生成されています。

700年以上に渡り、採掘が行われてきたヴィエリチカ岩塩坑は、9階層あり、最深部は地下327m、坑道の全長は300km以上にも及びますが、観光客に公開されているのはそのほんの一部。ヴィエリチカ岩塩坑は、坑内の見学の他、コンサートやパーティーなどのイベント会場として利用されたり、呼吸器疾患治療のための保養施設を備え、国内外から年間150万人以上の人々が訪れる人気のスポットとなっています。

ヴィエリチカ岩塩坑の見学ツアー
ライトアップされ神秘的に輝く地底湖

ヴィエリチカ坑内の見学は、ガイドツアーのみとなっており、通常の観光ルートでは、全長約3kmの坑道と20の部屋を歩いて見て回ります。迷路のように入り組んだ坑道の途中には、広間のような空間がいくつも作られており、採掘作業に使用していた道具や設備、蝋人形などを使って作業風景が再現された展示や坑夫たちが祈りを捧げた礼拝堂、聖人や神話をモチーフにした岩塩で作られた彫像の数々を見学しながら進みます。地下104m地点に突如現れる塩水の地底湖では、ショパンの音色を聴きながら、ライトに照らされ神秘的な光景を眺めることができます。ツアーは、地下135m地点で終了となり、エレベーターを使って地上に戻ります。エレベーター乗り場の手前には、土産物屋やレストランがあり、ショッピングや食事を楽しむこともできます。この観光ルートの他、採掘現場を体験できる坑夫ルート、礼拝堂など宗教的な部分にスポットを当てた巡礼者ルートがあります。

坑内では合計800段ほどの階段を上り下りし、床は滑りやすいので歩きやすい靴で訪れましょう。また、坑内の気温は一年を通して15度前後に保たれており、ツアーは約3時間程度と長いので、夏季に訪れる場合はジャケットなどの用意もお忘れなく。

ヴィエリチカの目玉「聖キンガの礼拝堂」
彫刻やシャンデリアで飾られた礼拝堂内

ヴィエリチカ岩塩坑で最大の見どころとなっているのが地下101mにある聖キンガの礼拝堂。壁や床、柱に施されたレリーフ、祭壇、聖人像に至るまで全て岩塩で作られています。レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を模した彫刻や聖書の一場面を描いた彫刻もじっくり見学したいところ。天井で光を放つ塩の結晶でできたシャンデリアは、ガラスと見間違えてしまうほどの美しさ。何世代にも渡り、岩塩坑で働いてきた坑夫たちの篤い信仰心と豊かな才能は、ただただ感心させられます。礼拝堂内には、2005年に亡くなったポーランド出身の第264代ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世の彫像も置かれています。

2013年に世界遺産に追加登録されたボフニャ岩塩坑
ボフニャ岩塩坑内の聖キンガ礼拝堂

1248年に創業したボフニャ岩塩坑は、15世紀から16世紀にかけて大きく発展しました。しかし、17世紀以降、戦争や経済不況の煽りを受け、発展は鈍化し、さらに20世紀に入り収益性の低下により、採掘量がかなり減少しました。1981年に国の歴史的建造物に指定され、1990年代からは観光客向けに一般開放し、現在はヴィエリチカと同様に観光スポットとして生まれ変わっています。

ボフニャ岩塩坑も坑内はガイドツアーでのみ見学が可能です。採掘に使用した道具や設備の展示やマルチメディアを用いた展示でポーランドの経済を支えてきた岩塩坑の作業や歴史について知ることができます。岩塩で作られた彫刻作品や礼拝堂も見どころです。聖キンガ礼拝堂は、ボフニャ岩塩坑の中で最大で最も保存状態のよい礼拝堂です。礼拝堂内は、華やかな祭壇、岩塩で作られた説教壇やその他多くの聖人像で飾られています。

ボフニャ岩塩坑でぜひ体験したいのが、坑道に溜まった塩水路をボートで渡るアトラクション。現在岩塩構内の塩水をボートで渡れるのは、ポーランドではボフニャのみです。船頭からボフニャ岩塩坑に関する逸話を聞きながら、両脇を岩塩に囲まれた約120mの水路をゆっくりと進んでいると洞窟探検をしているような気分を味わえます。また、ボフニャでは坑道に敷かれた鉄道にも乗ることができます。

おすすめのツアー・アクティビティ

ツアー・アクティビティ名 所要時間 詳細
ヴィエリチカ岩塩坑 半日観光ツアー<午前/ガイド貸切/日本語/クラクフ発>4時間

veltra.com

アウシュヴィッツ強制収容所とヴィエリチカ岩塩坑 日帰り見学ツアー<貸切/日本語アシスタント/クラクフ発>1日

veltra.com

ヴィエリチカ岩塩坑とクラクフ旧市街 終日観光ツアー<貸切/日本語ガイド/クラクフ発>1日

veltra.com

ベストシーズン

観光のベストシーズンは、最も過ごしやすい6月~8月です。夏季は日照時間が長く、夜9時頃まで明るいので観光に十分時間を取ることができます。ただし夏でも朝晩は冷えるので長袖の羽織ものがあった方がよいでしょう。一方、冬は日照時間が短くなり、厳しい寒さとなるので防寒対策は万全に。


  • 現地
  • ワルシャワ
  • クラクフ
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:49.9830, 20.0556
  • 住所:Jana Mikołaja Daniłowicza 10, 32-020 Wieliczka, Poland
首都
ワルシャワ
面積
312,685 (km2)
人口
3,797万人 2017年
言語
ポーランド語
公用語
ポーランド語
通貨名
ズウォティ 補助通貨はグロシュ ※本サイトではPLNと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Play、Orange、Plus、T-Mobile
最寄り空港からのアクセス方法

【クラクフ空港からクラクフ市内】
<電車>
所要時間:(クラクフ中央駅)約20分
料金:9PLN


参考サイト:malopolskiekoleje.pl


<バス>
208、252番(夜間は902番)が市内まで運行
所要時間:35~45分
料金:4PLN


バス時刻表:rozklady.mpk.krakow.pl


<タクシー>
メーター制
所要時間:(市内中心部)約30分
目安料金:90PLN前後


【クラクフ市内からヴィエリチカ岩塩坑】
<電車>
クラクフ中央駅からヴィエリチカ岩塩坑行きに乗車→徒歩5分
所要時間:約30分


<バス>
クラクフ中央駅に隣接するショッピングモール前のバス停(Dworzec Główny Zachód)から304番に乗車→Wieliczka Kopalnia Soli下車すぐ
所要時間:約40分


【クラクフ市内からボフニャ岩塩坑】
<電車>
クラクフ中央駅からPrzemyśl行きに乗車→Bochnia駅下車→徒歩約20分
所要時間:約1時間


(2019年4月現在)


最寄り空港詳細

  • クラクフ・バリツェ空港 (KRK)
  • ワルシャワ・ショパン空港 (WAW)