アルバータ州北東部とノースウエスト準州の南部にかかるウッドバッファロー国立公園は、45,000平方kmにも及ぶカナダ最大、世界第2位の面積を誇る国立公園です。この地域に生息する野生のシンリンバイソンの群れを保護する目的で1922年に設立されました。世界唯一のアメリカシロヅルの営巣地としても知られています。ピース川、アサバスカ川、バーチ川に囲まれた世界最大級の内陸三角州地帯ピース・アサバスカ・デルタや、カルスト地形にできた数々のシンクホール(陥没穴)やアルバータ州最大の源泉ネオンレイク・スプリングスなどがあることでも有名です。この地帯にはシンリンバイソンやアメリカシロヅルのほか、コウモリ、アメリカヨタカ、フクロウ、その他多くの野生動物が生息しており、オーロラの鑑賞もできます。1983年にはユネスコの世界遺産に登録されました。ビジターセンターのあるノースウエスト準州のフォート・スミスが主な玄関口となっています。
参考サイト:www.pc.gc.ca
フォート・スミスから車で45分ほどの距離にあるシンクホールに出来た湖パイン・レイクには5月下旬から9月の最初の週末までオープンするキャンプ場があり地元の人にも人気があります。夏の気温は20度~30度で過ごしやすい気候です。春(4月~5月)は蛇が多く出るシーズン。1月~2月にかけてはオーロラが鑑賞できます。また、アルバータ州にあるフォート・マクマレーからフォート・スミスにかけては、冬のあいだ3か月ほど利用できるようになるアイス・ロードができます。アイス・ロードを車で旅する場合には通常よりも準備と注意が必要になります。
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フォート・スミス空港からウッド・バッファロー国立公園までは公共のバスなどが通っていないため、公園を回るなら町でレンタカーを借りるのが一般的。空港からビジターセンターまでは車で約10分。
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