バンコクの中心、ファランポーン駅から西に進むと、ヤワラート通りという通りがあります。この通りの周辺はバンコクで最も活気ある地区で、多くの中華系住民が古くから生活しているチャイナタウンとしても有名です。このヤワラートエリアは観光、ショッピング、食事など、あらゆることが楽しめ街歩きをするには絶好のエリアです。
バンコクの食べ歩きが好きな人の中では、「屋台派」と「レストラン派」に好みが分かれるようですが、ヤワラートエリアではどちらも楽しめます。このエリアでは安くて美味しくないと生き残っていけないので、レストランも屋台に負けじとリーズナブルで美味しい料理を出すところがとても多いのです。鍋料理の代表タイスキは各店舗毎に異なるこだわりのタレを比べてみてください。そして飲茶などの本格中華料理を楽しめるのもヤワラートエリアならでは。エビやカニなど海鮮をふんだんに使った中華とタイ混合風味の炒めものといった独特の料理が楽しめたり、フカヒレが300バーツというリーズナブルな価格で楽しめたりと、魅力的な中華レストランが並んでいます。
ヤワラートエリアには必ず訪れておきたいお寺があります。まずはワット・トライミット。この寺院は別名「黄金仏寺院」と言います。廃寺にあった漆喰で塗り固められた仏像が、漆喰を剥がしたら実は黄金の仏像だったという伝説の黄金仏がここに置かれており、地元の人々だけでなくタイ国内外から連日多くの参拝客が訪れる人気の寺院です。
そしてバンコクで最も古い中国仏教の寺院ワット・マンコン・カマラワート(龍蓮寺)。タイの寺院とは異なる様式で、建築の外観や細部の装飾をじっくりと見学して、タイの寺院と比較するという楽しみ方ができます。1871年に建立された寺院で、この地区に中華系の人々が根付いている歴史を実感できます。
ヤワラートはそのまま中国の風景を移してきたようなお店がたくさんあります。中華系の人々の生活に欠かせない商品を扱うお店を見学するのもこのエリアの楽しみの一つ。例えば漢方薬のお店。店内を覗くと、何種類もの漢方を調剤している風景を見ることができます。また、漢方薬を煮出したり、粉末をカプセルに詰めたりと、日本ではなかなか見ることができない東洋医学の日常風景がそこにはあります。診察してから漢方薬を処方するお店もあります。そして中華料理に欠かせない貝柱や小エビの乾物、中国茶を扱うお店やアクセサリー・雑貨・文具品などを扱うお店は、多くの人にお土産を配る予定がある人にはもってこいです。安くてインパクトあるお土産をたくさん揃えることができます。
活気あふれるヤワラートエリアには、個性溢れる多くの市場が存在します。まずはサンペンレーン市場。ここは元は歓楽街だった狭い通りなのですが、現在では通りの両側にビッシリと卸売の店が並ぶ迫力ある市場になっています。おもちゃ、布地、洋服、靴など、衣と住に関する卸売の店が多くあります。
そして、このエリアにはインド人も多く居住しており、バフラット市場ではインド風の色鮮やかな布地を販売しています。インドレストランや喫茶店もあり、さながら中国のとなりにインドがあるようです。
クローントム・プラザというデパートの周辺にあるのがクローントム市場で、ここはまるで一昔前の秋葉原のような雰囲気です。雑貨やバイクの部品、電気製品がリーズナブルな価格で販売されています。しかし、金・土・日の夜のみ、路上には謎の露店が並ぶのです。誰がどのように入手して、誰が必要として購入するのか、理解に苦しむガラクタが販売されるこれらの露店は「泥棒市場」なんて呼ばれていたりします。ディープで個性的な様々な市場は歩くだけでも楽しめます。
活気溢れるヤワラートの通りは、昼は時計や骨董品からガラクタにしか見えないものまで扱う多様な露店が道端をふさぐようにして営業をしています。ところが、夕暮れ時になるとそれらの露店がいろいろな食べ物の屋台へと姿を変えるのです。昼は露店の商品を見ながらゆっくり歩く人の流れが、夜は屋台で食事とお酒を楽しみだすように変化していく様はヤワラートならではの雰囲気です。
このように観光、ショッピング、食べ歩きなど、あらゆる楽しみ方が出来るヤワラート。寺院や観光スポットは午前に見て回り、ランチをタイの麺料理などで軽く済ませ、夕暮れまでは露店や商店を巡ってショッピング、夜に屋台が多く出てきたらいろいろな料理を食べ歩きなどヤワラートは1日中満喫することができます。
ツアー・アクティビティ名 | 所要時間 | 詳細 |
---|---|---|
バンコク市内半日観光ツアー☆パーククローン市場+チャイナタウン+カオサン通り | 5時間 |
一番快適に過ごせるのは11月中旬からの約2カ月間です。乾季に入ってすぐのこの季節はタイにしては珍しく夜間にブランケットが欲しくなるくらいの涼しさです。その他の月は、高温多湿で蒸し暑い南国らしい気候です。3~5月は気温が最も高く、脱水症状を起こしがちです。こまめに水分補給をしましょう。6~10月の雨季には、大雨が降ると道路が冠水することがあります。
天気予取得中... |
【スワンナプーム空港からバンコク市内】
<エアポート・レール・リンク>
空港から終点パヤータイまで運行
所要時間:(パヤータイまで)26分
料金:45THB
<リムジンタクシー>
到着ロビーのカウンターで申込。
係員の案内に従いタクシーに乗車。
所要時間:40~60分
料金:950THB~ ※行き先により異なる
<メータータクシー>
ターミナル1Fのタクシー乗り場から乗車
所要時間:40~60分
料金:メーター300THB前後~
※空港使用料50THB、有料道路25~75THB別途
【バンコク市内からのアクセス】
MRT Wat Mangkon駅からすぐ